75歳の父親と釣りに行く。
自分が年齢を重ねて行くと親も歳をとるわけで
気がつくと四十半ば父親は七十半ばに。
今日も午前中仕事を終え帰ってきたら
父親の車がない!母に聞くと
この所の雨で釣りに行けずウズウズしてたので
私の弟に車出してもらって磯に出動したみたいだ。
戦後すぐ生まれの父親は長年型枠大工として働き
趣味は釣りで何十年と海に通ってきた
今から数年前の事、父親が磯で具合が悪くなり
釣りを止め帰って来たのだがポツリと
「あと何回、磯にたてるやろうか?」とつぶやいた時
息子として出来る事は一緒に釣りについて行く事だった。
当時は自営業を始めたばかりで仕事の終わりも毎日翌日をまたぐ
状況だったので正直、釣りを楽しむ余裕はなかったのだが
父親のテンションが上がるのが感じられて息子としては
嬉しかった。あれから数年、父親は私の動画に
「フカセ親方」として動画に出てくれてる
元々、職人気質で口数が少なく自分が子どもの頃は
父親とよく喋ってたと記憶はないが
釣りをする様になってからは会話が増えた気がする。
渡船に行っても父親と同世代の人は随分少なくなったし
父の釣り仲間や兄弟もスッカリ磯から足が遠のいてしまった。
自分が父親の歳の時は磯に立っていられるだろうか?